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秋田建設工業新聞社
2024/07/30

【秋田】仙北市のインターナショナルスクール誘致/交通サービス「TAKKO MaaS」の実証運行開始

 仙北市企画政策課は、インターナショナルスクール誘致に関連し、外国人向け市内移動サービス「TAKKO MaaS」の実証運行を実施する。同課では、雇用や創業機会などの創出を目指し、5年度から3カ年の計画でインターナショナルスクール誘致事業を推進。日本語に不慣れなスクール関係者(外国人)が、言葉の壁を越えて移動できる手段として、タクシーとバスを対象とした交通サービス「TAKKO MaaS」の確立を目指す。

 「TAKKO MaaS」は、田沢湖地区を移動する際に、タクシーとバスを一律料金で利用できるサービス。タクシーは近距離、中距離、遠距離ごとに1台あたりで料金を設定。利用するには、専用サイトで前日までに予約が必要となっている。バスは当日利用が可能で、1日乗り放題3,700円。外国人向けサービスのため、案内は全て英語で表記している。

 実証期間は8月1日〜11月30日まで。外国人観光客やモニターに利用してもらい、乗車後はサービスについてのアンケートに答えてもらえるよう、QRコードのついた絵葉書を進呈する。

 インターナショナルスクールの誘致では、今年1月に候補地を周るツアーを実施。国内外に拠点をもつ6つの学校法人が現地を視察し、このうちシンガポールに拠点を置くインターナショナルスクールが開校に向けて意欲的な姿勢を見せている。現段階では、わらび座の空き施設と田沢湖畔を候補地とし、スクール2校の開設に向けて調整を進めている。

 誘致事業は3カ年で進め、1年目に計画策定、2年目に実証、3年目に効果検証を行う計画。遊休施設や土地の調査を株式会社北都銀行、誘致PRをJapanNavi、交通サービスの実証事業を東日本旅客鉄道株式会社に委託している。

提供:秋田建設工業新聞社