大気の状態が不安定になった影響で24日、県内で突風などによる被害が多数発生した。土木関係では国道407号(鶴ヶ島市高倉〜三ツ木地内)などで複数の倒木があり、飯能県土整備事務所の職員、建設会社などが緊急出動して対応。倒木を移動して、通行止めの規制を解除した。
同事務所によると、要請によりミネギシ、加藤建設工業、浅見建設、浅見興業が出動。また草刈業務に従事していた関係で現場に居合わせた雨間造園土木の全面的な協力を得たという。
このほか事務所職員は東京電力やNTTとの調整などを担った。
24日、県管理道路では倒木による通行止めが国道407号のほか、県道ときがわ坂戸線(鳩山町赤沼地内)、県道青梅秩父線(飯能市上名栗地内)の計3カ所で発生。また車線規制も県道石坂高坂停車場線(鳩山町石坂地内)など3カ所で行われたが、その後、全て規制解除されている。
県がまとめた被害概要(速報)によると、人的被害は重傷2人、軽傷5人。住家被害は26件(このうち1件は志木市のゴルフ練習場)などとなっている。避難所は富士見市で1か所開設された。
提供:埼玉建設新聞