日本SPR工法協会北関東支部埼玉分会(猪股和則分会長、会員数45社)は24日、第25回定時総会をさいたま市内のロイヤルパインズホテル浦和で開き、2024年度の事業計画などを承認した。本年度は、分会設立25周年記念事業を11月頃に予定しているほか、デモ施工見学会や研修会などを積極的に行い、自治体や設計会社へ情報提供を積極的に行う。
冒頭のあいさつで猪股分会長は「今年は第25回という節目の年。今年11月頃に25周年事業として、工場見学を予定している。その他に研修会も行い、一歩ずつ管更生でSPR工法を皆さまと進めていきたい」と呼び掛けた。北関東支部の徳山良一支部長は「埼玉分会は埼玉工法研究会として10社弱の会員でスタートしたが今は45社と、北関東支部員およそ110社の半数近くを占めている。実績も4100mを超えている。これからも後押しをお願いする」と述べた。
SPR工法は、下水を流しながら開削せずに既設管を蘇らせる下水道管渠の更生工法。埼玉分会の前年度実績は、SPR工法L1462m、オメガライナー工法L2274m、SPR―SE工法L79mで、特にSPR―NX工法が設計で採用されるなど今後に期待がもてる内容だったと振り返った。
総会後には、同分会顧問を務める、自由民主党埼玉県支部連合会副会長の小島信昭県議会議員が、埼玉県における流域下水道の概要について講演した。小島県議は「管更生という分野で県民の生活を支えてほしい」と分会の活動に期待を寄せた。
提供:埼玉建設新聞