山本地域振興局農村整備課は、3年度から進めているため池等整備(用排水)事業・市川堰3期地区に関し、6号水路トンネルの改修に向けた用地測量(0.77ha)を奥羽測量設計に委託した。7年2月28日までにまとめる。着工は8年度の予定。設置から200年が経過した5・6号水路トンネルを改修するもので、当初は今年度の事業完了を予定していたが8年度までに延長。総事業費も約17億6,700万円と当初計画から10億円ほど増額した。
事業は、藤里町如来瀬にある5号水路トンネル(L824.14m、H1.8m×B1.8m)と、6号水路トンネル(L約141m、H1.8m×B1.8m)を改修するもの。5号水路トンネルには着工済みで、延長が長いため下流側から3工区に分けて推進している。今年度は上流側(3工区目)の延長178.1mを大森・コンノ特定建設工事JVで施工する。
工事を進めるなかで、入口部分の補強など改修箇所が増えたことから昨年度、興建エンジニアリングに計画変更資料作成業務を委託。計画変更手続きを行い、事業期間を当初計画の6年度から8年度、総事業費を約7億7,500万円から約17億6,700万円に変更した。
7年度は下側半分のみ完成している5号水路トンネルの残り(2工区)を完成させ、6号水路トンネルには8年度に着工する見込み。改修実施設計は興建エンジニアリング、地質調査は秋田ボーリングが担当した。
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秋田建設工業新聞社