県沿岸広域振興局大船渡審査指導監は、大船渡港野々田地区ほか維持管理計画定期点検業務委託を簡易総合評価落札方式(簡易2型)で入札した結果、八千代エンジニヤリングが1859万8000円で落札した。
同業務では、大船渡港の維持管理計画に基づき、各施設の一般定期点検および詳細定期点検を実施する。業務対象地域は大船渡市大船渡町字野々田地内ほかで、委託期間は176日間となっている。
業務内容は、一般定期点検(目視調査(1):陸上からの踏査)5万3753平方b、一般定期点検(電位測定)7カ所、詳細定期点検(潜水調査(1):目視)1万3236平方b、詳細定期点検(肉厚測定)52カ所、詳細定期点検(陽極消耗量測定)10個、維持管理計画更新一式。
業務内容のうち、陸上からの踏査では、目視可能な部材について劣化・損傷状況などの目視調査を行い、記録などの整理を実施する。潜水調査では、潜水士により、海面下の部材(上部工の下面、下部工)について劣化・損傷状況などの調査を行い、記録を整理。海底地盤の起状の目視調査を実施し、洗堀および堆砂状況を確認する。
維持管理計画の更新では、外郭施設・臨港交通施設を対象に、一般定期点検および詳細定期点検の結果に基づき、対象施設の維持管理計画を更新するための検討を行う。
主な業務対象施設を見ると、外郭施設は山口防波堤や野々田防波堤、須崎防波堤、野々田防波堤(3)など、臨港交通施設は茶屋前3号線・同4号線、野々田1号線などとなっている。
提供:日刊岩手建設工業新聞