建設新聞社
2024/07/26
【東北・宮城】オリコンサルに決定/築館BPの橋梁詳細設計
東北地方整備局仙台河川国道事務所は、栗原市築館地区で取り組んでいる国道4号築館バイパス事業で、一迫川を跨ぐ長大橋(迫川橋・仮称)の詳細設計をオリエンタルコンサルタンツに委託した。
件名は「築館地区橋梁詳細設計」で19日に開札し、1落の9584万円、評価値62・6612で決定。発注者指定型のBIM/CIM活用業務。予定価格は1億1938万円、調査基準価格は9581万円。入札者は14社だった。
また、同日に開札した同橋を対象とする「築館地区地質調査」は1落の1632万円、評価値62・3416で応用地質に決まった。予定価格は2053万円、調査基準価格は1627万円。入札者は13社。
築館バイパスは、築館地区の市街地を東側に回避する延長6・4`bの路線。慢性的な混雑の解消が期待される。起点から延長1`bは今後、現道を拡幅する。現道分岐部から延長3・8`bは開通済み。残る終点側の延長1・6`bは、着工に向けた準備を進めている。
対象の橋梁は、現道に接続する終点部の手前で一迫川に架かる。現時点では、橋長365・5bの鋼6径間箱桁を想定。片側道路を設け、幅員は11・5bとする。現道接続部で国指定史跡・入の沢遺跡が出土したため、遺跡を回避するように当初想定していたルートを修正。A2橋台は現在の国道4号に干渉する位置に設けることから、現道を切り回し平面交差点として線形を整える。
設計業務の業務場所は栗原市志波姫堀口〜築館下宮野地内。履行期限は2025年2月28日。橋梁予備設計はオリエンタルコンサルタンツが担当した。
一方、地質調査業務は下部工を構築する全7地点のうち、実施済みの1カ所を除く6カ所を対象にボーリングなどを行う。業務場所は栗原市志波姫堀口館輪〜築館下宮小牧地内。履行期限は今年12月20日。
なお、詳細設計の入札者は落札者のほか、エイト日本技術開発、東京コンサルタンツ、復建技術コンサルタント、建設技術研究所、片平新日本技研、セントラルコンサルタント、大日本ダイヤコンサルタント、長大、八千代エンジニヤリング、パシフィックコンサルタンツ、ドーコン、中央コンサルタンツ、いであ。
地質調査の入札者は落札者のほか、大日本ダイヤコンサルタント、アサノ大成基礎エンジニアリング、川崎地質、片平新日本技研、復建技術コンサルタント、サンコーコンサルタント、日本工営、パシフィックコンサルタンツ、ダイエツ、日さく、建設技術研究所、エイト日本技術開発。
提供:建設新聞社