北陸地方整備局富山河川国道事務所は25日、富山市のボルファートとやまで、2023年度完成の優良工事等事務所長表彰式を開催した。
式では佐藤保之事務所長が、事務所長表彰の8社5人に賞状を授与。局長表彰6社5人の披露、水門等水位観測員に対する表彰も行った。
あいさつした佐藤事務所長は「工事85件、委託業務84件の中から、特に成績や成果が優秀だったことから表彰の対象となった。日ごろから高い技術力、高い意識を持っている表れ」と敬意を表した上で、「建設業界では担い手の確保、時間外労働の上限規制など色々な問題がある。各社で働き方改革に努めておられると思うが、表彰を契機に、引き続き模範となるよう率先して取り組んで頂きたい」と話した。
受賞者を代表し、松原建設の松原悠大代表取締役が、「このたびの栄誉は受賞者一同、身に余る光栄。関係各位に感謝を申し上げたい。今年の元日に富山でも地震があり、人々の安心・安全な暮らしが揺らぐ事態があった。社会資本整備に携わる私達は、より一層の覚悟を持って、国土の強靱化に取り組む必要があると痛感している。生産性の向上を目的にDX、ICTと新技術に積極的に取り組み、働き方改革のもと、残業が減り、週休二日が当たり前になりつつある。若手世代や女性、専門学科ではない人々にも魅力ある建設業を創出するべく、建設業に携わる者が一丸となり、次世代にとってわくわくするような建設業につなげていきたい。今回の受賞を励みに、地域社会になくてはならない社会資本を造り、守り、一層信頼されるよう品質・技術力を高めていきたい」と謝辞を述べた。