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日本工業経済新聞社(埼玉)
2024/07/19

【埼玉】小鹿野町 旧両神神社小鹿野講参籠所解体後の施設整備へ設計

 小鹿野町は、旧両神神社小鹿野講参籠所を解体した跡地にコミュニティスペースや研究室機能をもつ施設を設置する。2025年8月の工事開始を計画している。前段階となる設計業務を11月29日までにまとめる。工事費は約5000万円以下を見通す。なお、9月をめどに現施設解体の指名競争入札を通知する。
 町では、両神山自然環境整備事業の将来的な山小屋再開を見据えている。旧参籠所を含む清滝小屋周辺施設を整備して、両神山の拠点エリアとすることで滞在時間延長や一時観光消費発生を想定している。
 両神神社所有の小鹿野講参籠所が老朽化して活用もしていないことから、町が譲渡し解体撤去を実施して、跡地に登山者の利用を目的としたコミュニティスペース(休憩所)と両神山の自然環境保全研究を目的とした研究室を設置するもの。
 現段階で、登山者休憩所は1部屋20u程度、自然環境保全研究室は1部屋20u程度として、研究用の机や椅子設置、宿泊可能な空間を確保する。
 また、現在、電源はない状況。将来的には太陽光により電源を確保する見通しで、電灯設備の検討や照明設計を予定する。
 旧両神神社小鹿野講参籠所は、木造板葺平屋、床面積69・42uとなっている。


提供:埼玉建設新聞