能代市水道課は、能代工業団地(扇田字扇渕ほか)で5年度から進めている工業用水道施設建設に関し、23日に浄水管理棟の建築工事を開札。4億3,258万円でりんかい日産建設・大森建設特定建設工事JVが落札した。浄水管理棟は鉄筋コンクリート造2階地下1階建て、延べ床面積471.73u。7年11月28日の工期で建設する。
事業は、地下から汲み上げた水を工業用水道として能代工業団地の各工場などに供給するもの。上水道に比べて水質基準が低く使用料が安価となるため、団地内の企業からの要望を受け5年度から着工した。
計画取水量は第1〜第3取水井がいずれも2,010㎥(1日あたり)、計画浄水量は4,020㎥(同)、計画給水量は3,300㎥(同)。実施設計を三木設計事務所でまとめ、測量は創和技術、地質調査は伊藤ボーリング、水源地調査は秋田ボーリングが担当した。
浄水場に関連する工事では建築工事のほか、電気設備や機械設備、水道施設工事なども進めており、7年度末の完成を目指す。このほか配水管や導水管の未整備分を9月までに公告する方針で、今年度は3件に分けて発注。その1として導水管布設(L126m)、配水管布設(L279.4m)などを8月20日に開札する。
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秋田建設工業新聞社