伊佐湧水消防組合は、老朽化等に伴って移転新築を計画している南消防署の設計業者を10者程度の指名競争入札で選定する方針だ。7月下旬〜8月上旬ごろの指名通知が想定され、8月下旬の開札を視野に準備を進める見通し。建物(車庫含む)の計画規模はRC造平屋建て約1800u。工事は2025年度下期の発注が想定され、26年度までの2カ年計画で進めていく。
栗野建設会館の隣接地に位置する現在の南消防署は、建設から50年近く経過。建物は老朽化が著しく、浸水想定区域内にあることも理由に、現地から吉松側に3qほど離れた木場綾織地区の敷地(約8500u)に移転新築することを決めた。
建設用地は町が購入し、12月下旬までの期限で造成測量設計(中島測量設計)に入っている状況。建物の設計と工事は組合が発注し、近く基本・実施設計(設備含む)の入札に向けた指名通知を10者程度に行い、8月下旬の開札を目指す。
設計は1年程度かけてまとめ、順調にいけば25年度下期の工事発注(発注方式等は未定)となる見通し。敷地内にはヘリポートの整備も視野に入れている。
現消防署は、新施設への機能移転を経て、解体するとみられる。