北陸電力グループの北電技術コンサルタント(本店・富山市牛島町、橋本学社長)が片貝川上流で進めてきた同社初の小水力発電所「別又谷発電所」の竣工式が23日、魚津市東蔵地内の現地で執り行われ、関係者ら32人が盛大に祝った。
式では、橋本社長が「北陸電力のカーボンニュートラルの取り組みが始まり、これにしっかり貢献するとともに、水力発電技術をしっかり社内で継承し、さらには我々の技術を見ていただきたい、自らの小水力発電所をつくりたいとの思いから、このプロジェクトをスタートさせた」と経緯を説明した上で、「この発電所は今後数十年にわたり発電し続け、カーボンニュートラルに貢献していく」とあいさつ。来賓の石黒雄一魚津市副市長、小田満広北陸電力常務執行役員が祝辞を述べた。施工者への感謝状贈呈の後、橋本社長が発電起動式に臨んだ。
別又谷発電所の発電出力は440キロワット。発電電力量は約233万キロワット時で、一般家庭約750軒分の年間使用量に相当。年間約1100トンのCO2を削減する。
施工者は、土木が日本海建興、建屋がラミネート・ラボ、水車発電機がユニオン産業、ゲート工事が萩浦工業。