建設新聞社
2024/07/24
【東北・青森】石川設計ほかに決定/おいらせ市新庁舎建設の調査設計
おいらせ町は、同町が計画している新庁舎建設事業の関連業務として、測量・用地調査等業務、基本・実施設計等業務、地質調査等業務の3件分離で入札した結果、測量・用地調査等業務が1落の5850万円でエイト技術、基本・実施設計等業務が1落の1億6160万6000円で石川設計、地質調査等業務が1落の1145万円で東北基礎調査にそれぞれ決定した。予定価格は測量・用地測量等業務が6289万円、基本・実施設計等業務が2億0897万円、地質調査等業務が1231万円。
3件の業務概要は、建設測量・用地調査等業務が測量、用地測量、事業認定申請図書作成、立竹木の調査および算定、周辺環境整備の調査検討・概略計画業務。基本・実施設計が庁舎建築と付帯の外構工事等の基本・実施設計業務。地質調査等業務が地質調査と解析等調査業務。3件の履行期限は2026年2月27日までで、うち測量や事業認定申請図書作成、建築・造成・駐車場など外構の基本設計、地質調査を25年6月30日までに完了させることとしている。
現在の役場庁舎は、合併前の下田町、百石町の両役場庁舎を本庁舎と分庁舎に分け使用しており、分散による弊害のほか、施設の老朽化が問題となっていることなどから、その解消を図るため統合庁舎をイオンモール下田の西側に建設する。
計画では、同町中野平52の1ほか地内の約4万7000平方bに、約5500平方bの庁舎と約830平方bの車庫を建設するとし、構造や階層、施設規模は基本設計により決定する予定。
今後、24〜25年度の基本・実施設計、26年度までの事業認定・用地買収、27年度の造成工事、28〜30年度の庁舎建設工事、30年度の外構工事、31年度の庁舎移転作業などを経て、32年4月の供用開始を目指すとしている。なお、基本構想・基本計画策定業務は八洲建築設計事務所が担当。総事業費として57億1700万円を試算している。
提供:建設新聞社