オリックス不動産(東京都港区浜松町2ノ3ノ1)は、一宮市萩原町でマルチテナント型物流施設「一宮萩原ロジスティクスセンター(仮称)」の新築を6月中旬から進めている。建設地は一宮ジャンクションの南側に位置し、物流施設の開発が活発なエリア。各高速道路や自動車道路の乗り場から近い場所に物流施設を整備することで、関東・関西・北陸に向けた広域配送を狙う。
同施設は耐震構造を採用。柱を鉄筋コンクリート造、梁を鉄骨造で構成し、規模は4階建て延べ7万6539平方b。1〜4階全てが物流フロアとなっており、最大12テナントの入居を想定している。ランプウェイ式の施設となっており、トラックバースは各階最大42台、合計168台分を整備。床荷重は1平方b当たり1・5d、梁下有効高は5・5b以上とした。また、1階には従業員向けのカフェテリア2カ所、ドライバー向けの休憩室などを設ける予定。
敷地面積は3万2085平方b。普通自動車用の駐車場は161台分を設け、6基の電気自動車用充電スタンドを設置する。充電スタンドは将来的に2基の増設を想定しているようだ。大型トラックの待機場は、20台分を整備するとしている。
建設地は一宮市萩原町林野鷺宮1ノ1他。名神高速道路一宮インターチェンジ(IC)から西へ約6`、名古屋高速一宮東ICから南西に約5・7`、東海北陸自動車道一宮稲沢北ICから南西へ約200bに位置する。
一帯では、各地で大型物流施設の開発が計画されており、現在も一宮ロジスティクス特定目的会社(東京都中央区)が一宮市物流施設開発事業(仮称、鉄骨造5階建て延べ9万6057平方b、2026年1月末完成予定)、三井物産都市開発(東京都港区)が一宮市大和町物流センター計画(仮称、鉄骨造3階建て延べ約1万1362平方b、25年3月末完成予定)を進めている。
一宮萩原ロジスティクスセンターの完成は26年4月末を予定。設計は前田建設工業(東京都千代田区)、施工は同社とTSUCHIYA(岐阜県大垣市)による共同企業体が担当している。
提供:建通新聞社