白井市は、北総鉄道西白井駅および白井駅の周辺地域を対象とする活性化ビジョンを2025年度までに策定するほか、企業誘致基本方針に掲げた事業候補地への企業誘致に向け、事業検討パートナーとなるコンサルタントを公募・選定する。23日に「駅周辺等活性化調査支援業務委託」の指名競争入札手続きを開始した。30日と31日に入札書の提出を受け付け、8月1日に開札する。委託期間は2025年3月21日まで。
業務対象範囲は、西白井駅南口・北口および白井駅南口・北口(4圏域)のおおむね半径500mの範囲と、企業誘致基本方針に掲げた事業候補地。
西白井駅周辺地区約0・6haと、白井駅周辺地区約1・22haでは、まちづくり協議会が設立されている。商店街など区分所有の施設があり、建て替えのハードルとなっていることから、個々の街区での建て替えによるエリア再編などを検討している。特に、西白井駅周辺地区については、サウンディング型市場調査を実施し、土地活用に向けた民間需要の把握が進捗している。
21〜25年度までを期間とする第5次総合計画後期実施計画では、白井・西白井駅周辺地域の特性に応じた駅周辺のビジョン策定を、駅周辺地域活性化事業の5年間における集大成と位置付けている。
ビジョンに基づき、駅周辺地域において市民の利便性向上、にぎわい・魅力の創出、活性化を図りたい考え。
今回の業務では、 地区まちづくり協議会の意見などを踏まえ、駅周辺の将来像(活性化ビジョン)の策定に向けた関連資料の収集・整理、提案、資料作成、技術的助言を行う。
さらに、業務対象範囲内の進捗状況の整理、課題および方針の検討、地権者リストや地権者訪問時に使用する資料などを作成。必要に応じ、業務対象範囲内における26年度までのおおむね3年間のロードマップを作成する。
ロードマップには、現状課題、事業スキーム、発注方法、実施スケジュール、概算事業費、想定される事業効果、実施に向けた課題とその対応策などを記載する。
候補地は14か所/企業誘致を推進
企業誘致基本方針に掲げた事業候補地は、西白井駅周辺地区、白井駅周辺地区、工業専用地域(白井工業団地)など市内14か所。
今回の業務では、ゾーニングの作成や地域の意識醸成を図るための支援を行うコンサルタント(事業検討パートナー)の選定方法やスケジュールの検討、募集要綱などの資料作成について支援を受ける。
将来的には、事業検討パートナーの支援も受けながら、事業者を決定する。