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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/07/23

【群馬】下里見高架橋の橋脚工 月末にも一般競争


県高崎土木事務所は、県道下里見安中線(西毛広域幹線道路高崎安中工区)に橋長278mで新設する下里見高架橋のP4橋脚工事とP5橋脚工事を一括で月末にも条件付一般競争入札(総合評価落札方式)を公告する見通しを示した。工事期間約18カ月に加え、フレックス工期として90日間を見込む。P4、P5ともに基礎工として場所打ち杭の打設を行う。
高崎市下里見町地内に架設する下里見高架橋は、高崎市道4−372号線などを跨ぐ、全幅11mの6径間連続鋼鈑桁橋として計画。同橋の幅員構成は起点の前橋市側から富岡市側に向かった下り線が◇地覆=0・4m◇歩道=2m◇歩車道境界ブロック=0・5m◇路肩=0・5m◇車道=3・25m。上り線は◇車道=3・25m◇路肩=0・5m◇地覆=0・6m−となる。
上部工の鋼重は約639t。トラッククレーン工法で架設する。橋台2基は逆T式、橋脚5基は張り出し式となる。
橋台2基は基礎にφ1500oの場所打ち杭を設置する。A1橋台は高さ9・8m、基礎に長さ29・5mの杭を9本打設する。A2橋台は高さ6・1mで設置する。基礎工は長さ11mの杭を5本設置する。
橋脚5基については、基礎にφ1500oの場所打ち杭を打設する。今回発注するP4橋脚は高さ19・5m、コンクリート727・8立方mの規模で築造を行う。躯体工事は約1800立方mの掘削と約800立方mの埋め戻し、約470uの一般型枠により施工する。長さ10mの杭はコンクリートを212・4立方m使用し12本設置。
P5橋脚は高さ17・3m、コンクリート563・9立方mで整備する。躯体工事は約4700立方mの掘削と約300立方mの埋め戻し、約400uの一般型枠により施工。基礎工は長さ8mの杭8本をコンクリート112・8立方m使用して実施する。
今後発注するP1橋脚は高さ9・4mで施工し、基礎は長さ26mの杭を12本整備する。P2橋脚は高さ13・4mで設置する。基礎には長さ23mの杭を12本設置する。P3橋脚は高さ16・7mで整備し、基礎工は長さ30mの杭を12本打設する。
詳細設計は三井共同建設コンサルタント(東京都品川区)が手掛けた。