仙北地域振興局建設部は、国道105号・坂本工区(バイパス築造、現道拡幅)に関し、道路・一般構造物詳細設計と橋梁予備設計をセントラルコンサルタントに委託した。延長1,729mのバイパス新設などを行うもので、1,680mを対象とした道路や擁壁の設計を7年3月28日までにまとめる。橋梁は秋田内陸縦貫鉄道との交差部(1カ所)に架設。延長52mの跨線橋を新設するもので、予備設計の履行期限は7年2月28日としている。
事業は延長1,729m、全幅9.5m(車道W6.5m)でバイパスの新設や現道の拡幅を行うもの。対象区間は、仙北市西木町上桧木内で進めている桁沢橋工区の北側。現道の東側にバイパスを新設し、秋田内陸縦貫鉄道を横断後に現道に沿ったルートとなる。今年度に事業化し、7年度は橋梁詳細設計や用地測量などを行う方針。8年度から着工、令和15年の完成を目指す。総事業費は29億4,000万円。
今年度は道路・一般構造物詳細設計と橋梁予備設計のほか、地形・路線測量をさくら技研と秋田県林業コンサルタント、地質調査を東邦技術に委託。いずれも履行期限は12月27日となっている。
国道105号では、能代河川国道事務所が直轄権限代行で推進している大覚野峠防災事業を見据えて機能強化を図るため、3工区(堀内工区、桁沢橋工区、坂本工区)で道路整備を推進。堀内工区ではバイパス築造、桁沢橋工区では橋梁の架け替えを行う。桁沢橋工区は架け替えに伴い延長500mのバイパスも築造し、坂本工区と連続させる。
提供:秋田建設工業新聞社