トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2024/07/23

【大阪】兵庫県内建築 711社の総合ランキング

 建設業情報管理センター(CIIC)が公表している建設企業の経営事項審査(経審)結果のうち、@売上高A2カ年(または3カ年)平均完成工事高B評点YC八つの経営状況分析指標―による総合ランキングを5月31日時点のデータを基に独自に集計した(※)。四つの項目でより上位にランクインしている企業の総合順位を見ると、トップはノバックとなり、ソネックが2位、新井組が3位となった。ノバックは前回(23年11月末時点)、前々回(23年5月末時点)に続いてトップを守った。
 ノバックは総合順位の他、売上高と建築平均完工高、評点Y、経営状況分析指標の4項目全てで1位となった。ソネックは建築平均完工高と経営状況分析指標が2位、評点Yが3位、売上高が5位。新井組は売上高と建築平均完工高、評点Yが4位、経営状況分析指標が5位。4項目全てトップ10に入ったのは、この3社のみだった。
 売上高ではトップのノバックに続き、美樹工業が307億5889万9000円で2位、東海近畿クボタが255億4410万6000円で3位。建築平均完工高ではソネックが152億1151万2000円で2位、前川建設が145億3037万1000円で3位となった。トップ5までは前回、前々回の順位と入れ替えがあったものの、同じ企業が名を連ねた。
 経営状況について、評点Yは1位のノバックが1327点と唯一の1300点台。2位は1244点の美樹工業、3位は1229点のソネックだった。
 経営状況分析指標(800点満点)のトップ3はノバック、ソネック、酒井工務店。700点を超えた企業はいなかった。今回調査対象とした企業では、699〜650点は2社、649〜600点は15社、500点台は175社、400点台は247社、400点未満は272社だった。

※今回のデータは、兵庫県内に本社を置く主工種が「建築一式」の企業(全体894社)で建築一式の完成工事高の元請け率が50%以上の711社を抽出。売上高、建築平均完成工事高、評点Yは経審結果にあるデータでランキング。八つの経営状況分析指標は経審結果にあるデータをそれぞれ100点満点で得点化して独自に算出した総合得点で順位を付けた。これら企業としての儲けや経営安定度を見る四つの項目でより上位にランキングされていることが総合的に優れた企業と判断した。経営状況分析指標は@純支払利息比率A負債回転期間B総資本売上総利益率C売上高経常利益率D自己資本対固定資産比率E自己資本比率F営業キャッシュフローG利益剰余金―の八つ。

取材協力・JME
※ランキング表は建通新聞電子版に掲載中

提供:建通新聞社