建設新聞社
2024/07/22
【東北・山形】東北農政局西奥羽が頭首工など機能診断3件を委託
東北農政局西奥羽土地改良調査管理事務所は、「白川地区西高峰頭首工その他」「最上川下流沿岸地区北楯頭首工その他」「泉田川地区桝沢ダムその他」に分けた機能診断業務の一般競争入札3件(いずれも総合評価落札方式)を今月16日に開札し、西高峰頭首工は1落の2910万円で三祐コンサルタンツに、北楯頭首工は1落の2344万円で内外エンジニアリングに、桝沢ダムは1落の2280万円で日本水工コンサルタントにそれぞれ委託した。
西高峰頭首工の入札参加者は、若鈴コンサルタンツ、内外エンジニアリング、日本工営、NTCコンサルタンツ、三祐コンサルタンツ、ジルコ、日本水工コンサルタントの7社。評価値は52・868で技術点は43・5。予定価格は3625万円、調査基準価格は2874万8000円。
北楯頭首工の入札参加者は、新東洋技術コンサルタント、若鈴コンサルタンツ、内外エンジニアリング、日本工営、NTCコンサルタンツ、日化エンジニアリング、三祐コンサルタンツ、ジルコ、日本水工コンサルタントの9社。評価値は50・987で技術点は41・5。予定価格は2929万円、調査基準価格は2315万2000円。
桝沢ダムの入札参加者は、日本工営、NTCコンサルタンツ、日化エンジニアリング、三祐コンサルタンツ、ジルコ、日本水工コンサルタントの6社。評価値は50・554で技術点は41・5。予定価格は2817万円、調査基準価格は2230万9000円だった。
これは、山形県内における3件それぞれの国営水利事業において造成された施設の機能保全調査を行うもので、点検診断を通して同目的のための必要な対策方法などを定めた保全計画を策定する。
西高峰頭首工は、飯豊町の西高峰頭首工(1988年造、受益面積1687f、堰長38・0b、計画最大取水量3・796立方b/秒)と、幹線用水路・排水路各1路線が対象。
北楯頭首工は、庄内町の北楯頭首工(2002年造、受益面積4450f、堰長155・7b、計画最大取水量10・8立方b/秒)のほか、揚水機場1カ所が対象。
桝沢ダムは、新庄市の桝沢ダム(1963年造、堤高65・9b、堤長194・8b、堤体積15万6000立方b)と、第1頭首工(67年造、堰長68・2b、計画最大取水量2・5立方b/秒)が対象となる。
業務の履行期限は3件ともに2025年2月28日まで。策定した計画をもとに、長寿命化を図る方針だ。
提供:建設新聞社