横浜市水道局は、野毛山高区線の配水管敷設替えに向けた基本設計を始める。保土ケ谷区岩井町〜南区三春台の延長約1710b区間を対象に、口径700_の既設管を500_にダウンサイジングする計画。土木設計の市内中小企業を対象とした条件付き一般競争入札で委託先を決める。工法を比較検討して2025年8月末までに成果を得て、詳細設計に備える。
対象のルートは南区三春台58地先(関東学院中学校・高校前)から市道岩井前里7146号線の道路下を通り、保土ケ谷区岩井町215地先(聖隷横浜病院前)に至る区間。野毛山ポンプ場から加圧した水を配水する野毛山高区線の一部で、バイパス管や分岐部を含めた総延長は約1710bとなっている。
既設管は1972年に敷設。他の区間に比べて老朽化が進んでいるだけでなく、漏水履歴もあることから優先して工事を実施することにした。
主に口径700_のダクタイル鋳鉄管と鋼管を口径500_のダクタイル鋳鉄管にする。
基本設計で敷設当時の状況や施工上の制約を検証して、開削工法または非開削の推進工法、パイプインパイプ工法などを含めて最適な工法案を選ぶ。
提供:建通新聞社