横浜市下水道河川局は、中田南雨水幹線下水道の整備工事についてWTO政府調達協定対象の一般競争入札を第2四半期に公告する予定だ。シールド工法で内径1350_・延長1037bの管渠を築造する計画。立坑2カ所や取水管の工事も一括して発注。51カ月間の工期で完了させる。
泉区の中田南地区では市の雨水整備目標水準である1時間当たり約50_に対して既設水路の能力が不足しているため、対策が急務となっている。
ただ、既設水路の周辺には家屋が密接しており、水路拡幅や掘り下げなどが難しい状況。そこで、地下に雨水幹線を新たに整備して浸水被害の解消を図る。
発進立坑を鯉ケ久保ふれあいの樹林(泉区中田南1ノ19ノ3地先)に築造し、市道下のルートを通って葛野小学校敷地内(同区中田南5ノ15ノ11地先)の到達立坑に至る1037b区間にシールド工法で内径1350_の雨水幹線を敷設する計画。雨水の排出先となる東中田第二雨水幹線に接続する取水管渠も築造する。
設計は日本設計(横浜市中区)が担当。現在、計画の一部変更に伴う設計を9月30日までの納期で手掛けている。
2022年度の公共事業事前評価では総事業費を約22億円と想定したうち、工事費が約21・3億と見積もっていた。
提供:建通新聞社