横浜市は、本郷中学校(栄区)の建て替えに向け、2025年6月に準備工事を始める予定だ。新校舎の規模は延べ床面積約7000平方bを想定。全体工期は51カ月間で、29年6月の完了を目指す。
本郷中学校の所在地は栄区桂町84ノ14の敷地面積1万9510平方b。既存の最も古い校舎は1961年に完成した。経年劣化による老朽化や敷地内および校舎内のバリアフリー未対応による機能面などの課題があるため、敷地内で建て替える。
新校舎棟は鉄筋コンクリート一部鉄骨+木造屋根4階建て延べ7022平方bを想定。解体する既存施設は、校舎棟や体育館棟、倉庫を含めて計24棟・総延べ床面積8077平方bとなっている。格技場棟は築年数が浅いため、今回は建て替えずに改修して使用を継続する。
工事の流れとスケジュールに関しては、まず2025年6月に準備工事として倉庫や防球ネットなどの撤去を5カ月間で実施する。その後、新校舎棟の建設工事に着手。工期は22カ月間を見込む。
27年度から格技場棟の改修工事と既存校舎・体育館の解体工事を進め、28〜29年度に屋外付帯施設の建設と校庭整備などを完了させる。
基本・実施設計を久米設計・白川設計JVが手掛けている。
提供:建通新聞社