愛荘町は今年度、町立図書館長寿命化工事の実施に向け、設計業務を委託し進めている。担当は、6月14日に開札した条件付一般競争入札で落札した椛蜻コ建築設計事務所(長浜市)。業務委託期間は、今年(令和6年)11月15日まで。
対象施設は、▼愛知川図書館が、博物館・愛知川びんてまりの館との一体施設「ゆうがくの郷」(市1673番地)のすべて(RC造、平屋建〔一部2階部分有〕、延2910平方b、2000年〔平成12年〕12月竣工)と、▼大・中ホール等との一体施設「ハーティセンター秦荘」(安孫子822番地)の図書館部分・秦荘図書館(RC造、平屋建、1116平方b、1995年〔平成7年〕3月竣工)―。
「ゆうがくの郷」を対象とした長寿命化に向けては、@外壁・屋上等の劣化状況調査、A空調機器等機器類の設置状況および更新に向けた調査―等を実施し、実施設計業務に反映する。
また、「ゆうがくの郷」および「秦荘図書館」を対象に、照明のLED化改修に向け、設計を行なう。
実施時期は未定ながら、予定工事費を約2億0460万円と見込む。
なお、「ハーティーセンター秦荘」については、2017年度に老朽化対策として大・中ホールの天井耐震補強及び音響・照明のデジタル化の改修工事を先行実施し、2022年度(令和4年度)に全体(RC一部S造4階建、延5523・03平方b)の長寿命化のため、今後10年間で改修等が必要な個所を調査・設計するとして「愛荘町立ハーティーセンター秦荘改修工事設計委託業務」(予定工事費約2億6600万円)を樺田設計(近江八幡市)で取りまとめている。
今後、いつ、どのような形で工事が進められるのか注目したい。
提供:滋賀産業新聞