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　ＪＲ北海道（本社・札幌）は11日、北海道ボールパークＦビレッジ（ＢＰ）隣接地での新駅建設に11月にも着工すると公表した。駅は北広島市が工事費を負担する請願駅で両者は工事施工協定を同日締結した。駅舎の工事費は約80億円。2028年夏の開業を目指す。
　市役所で綿貫泰之社長と上野正三市長が共同記者会見した。総工事費は駅舎費用に加え、新駅設置に伴って現在の北広島駅で実施する工事費4億5000万円、設計費4億2000万円、用地取得費など1億3000万円を含め90億円になる。北広島駅での工事はＪＲ北海道が費用負担する。
　建物はＳ造、3階、自由通路を除く駅部分で延べ640�u。ＪＲ北海道が入札で施工業者を決める。綿貫社長は大小の門をあしらった駅舎のイメージ図を披露し「ボールパークの始まりとなる『幕開けの駅』をコンセプトとした」と説明した。
　新駅に止まるのは普通電車のみ。試合のある日で1日当たり9000−1万人の利用を見込む。駅の南北を結ぶ、鉄道利用者以外も使える自由通路も設ける。上野市長は「球場だけでなく周辺や工業団地の利便性も高まる。北海道医療大学の進出もありにぎわいを創出する」と期待を込めた。