建設業労働災害防止協会新潟県支部(福田勝之支部長)は18日、「第58回新潟県建設業労働災害防止大会」(後援・新潟労働局および新潟県、北陸地方整備局)を新潟市中央区で開き、約300人の参加者は安全意識の高揚を図るとともに、事故ゼロの実現を目指すことを誓った。
会に先立ち、福田支部長が登壇し、死亡・重大災害などの状況に触れながら「改めて安全作業手順の遵守、徹底をお願いしたい。基本に立ち返り、この大会を契機にこれまで以上の安全衛生活動に取り組んでほしい。我々は社会的にも重要な役割を担い、関係者が一丸となって無事故無災害でますます発展することを祈念する」と強く呼び掛けた。続いて、新潟労働局の千葉茂雄局長は「安全活動の充実、強化のほか、実効性ある熱中症予防対策に引き続き取り組んでいただきたい。働き方改革によって建設産業の魅力発信、人材確保にもつながっていく」と協力を求めた。
安全成績および安全活動の2024年度支部長表彰では、優良事業場賞に19社(うち専門工事業者6社)、個人功績賞に16人(同6人)、職長賞の23人(同7人)の功績をたたえ、福田支部長は「他社の模範として一層尽力してほしい」と激励した。引き続き、個人功績賞の平山均氏(丸運建設)が代表し「誰もが安心して働くことのできる職場の実現を目指し、全員が一丸となって労働災害防止活動に取り組む」と力強く安全の誓いを読み上げ、参加者は改めて労働災害撲滅の責務を胸に刻み込んだ。