県土整備部は今年度、「測量等業務」の優良業務表彰を部長表彰から知事表彰に格上げする。併せて土木系コンサルタント業務にとどまらず、建築設計や設備設計部門を創設し、設計事務所も表彰の対象に加える。技術者のモチベーションアップが目的。
測量等業務の優良業務表彰は、本年度で10回目を迎え、表彰制度の拡充を図ることにした。
これまで優良業務は県土整備部発注の業務に限られ部長表彰してきたが、今年度からは農林水産部など他部局が発注した業務に選定対象を広げ、知事表彰にあらためる。
また、営繕課をはじめ建築住宅事務所、環境建築局が発注した設計業務も選定の対象とし、建築部門と設備部門を新設。県下で建築設計と設備設計1件ずつを表彰する。
優良業務選定は今後、県土総務課が各部門で業務成績の高い順に一括して1次選定し、その後各発注部署が2次選定して推薦書を作成する運び。
このほか若手技術者表彰(40歳未満)についても、従来の県土整備部長表彰に加えて各部局長表彰に範囲を広げる。
表彰制度の拡充に県土総務課は、「技術者のモチベーションを高め、品質の向上や魅力ある業界の形成に結び付けていきたい」と話している。
日刊建設工業新聞