岡山県備中県民局は、倉敷妹尾線バイパス整備事業で当初計画より延伸する箇所の道路詳細設計を中電技術コンサルタント(岡山市北区)に委託した。国道2号との交差点となる金田口交差点が国が実施する国道2号渋滞対策の事業化により閉鎖されるため、都市計画道路旭町西田線のルートを活用して西田交差点まで約600b延伸し、県道のネットワーク機能を確保する。
全体計画は、倉敷市福島の生坂二日市線と都市計画道路旭町西田線交差部から倉敷市西田の国道2号西田交差点まで延長2200bに車道幅員6・5b、全幅員18bのバイパス道を整備する。
事業期間は延伸区間の工事や交差点付近の支障物移転などを踏まえ6年間延長して2033年度までとし、事業費は42億4000万円を見込んでいる。計画交通量は1万3000台。
24年度は延伸部の現地測量(ウエスコに委託)、路線測量(7月31日開札)、ボーリング調査を委託するとともに、設計済み箇所の用地買収を進める。
倉敷妹尾線は国道2号と倉敷市中心部を結ぶアクセス道路。多くの生徒が利用しており安全上の課題があることや国道2号の渋滞対策工事の本格化で周辺道路に流入する車両の増加が予想されているためバイパスを整備する。
当初計画部の道路詳細設計はウエスコ(岡山市北区)、水路構造物設計は大日本コンサルタント(岡山市北区)、物件調査は3区間に分け秀川(倉敷市)、水島測量設計コンサルタント(倉敷市)、なんば技研(倉敷市)が担当。
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提供:建通新聞社」