表町一丁目第1開発ビル管理組合は、岡山シンフォニービル大規模改修工事について、施工者早期参加型のECI方式(※)による施工を採用することから、プロポーザル方式により、施工者の立場から基本設計の内容を踏まえた高度な技術提案を公募し、最適提案者を施工者候補として選定する。
プロポーザルは16日に公告済みで、2社構成JVなどを参加要件に7月30日まで参加申請書を組合事務局まで電子メールにて受け付ける。9月27日のプレゼンテーション・ヒアリングを経て、10月2日に結果を通知する。10月初旬に基本計協定を締結、技術協力を開始、2025年3月末までに技術協力を完了させ、4月上旬に仮契約、6月に工事請負契約を締結する予定。
同組合は、共用部と岡山市の専用部である岡山シンフォニーホールの改修を一体的に実施する協定を締結、ビル全体の改修の事業主体として改修工事を行う。
施設概要は、鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下2階地上12階塔屋1階建て延べ3万3642平方b。ホールの他、店舗・事務所がある複合建築物。工事期間は25年7月から27年3月、27年度早期のホール運用の再開を目指している。
設計は、岡山シンフォニービル設計共同体で、構成企業は芦原太郎建築事務所、宮ア建築設計事務所、織本構造設計、永田音響設計、ランドブレイン。
※ECI方式とは、「アーリー・コントラクター・インボルブメント方式」の略で、実施設計の段階から施工者が参画し、技術協力を行う方式。今回の改修工事では、建設資材の高騰や工期が非常にタイトであることから早期に施工者の立場からの意見を反映させ、コスト縮減や工期短縮を図ることがねらい。
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提供:建通新聞社」