京都府は、舞鶴漁港の強靭化対策の事業化に向け、令和6年度は事業計画の作成を進める。
舞鶴市下安久の舞鶴漁港は、府の水産物流通拠点漁港だが、岸壁が耐震化されておらず、卸売市場(荷捌き所)については高度衛生対策がなされていない。
事業化により、岸壁の耐震化を図り、地震発生時の漁業施設への影響を抑えるとともに、市場の高度衛生化により水産物の高付加価値化を図る。
中丹広域振興局農林商工部は、舞鶴漁港地区の水産基盤整備調査費補助として、令和6年度単年度で3600万円を新規計上。岸壁及び市場に係る基盤整備事業計画書作成を行う。
水産事務所は、関連する調査設計を6月に開札し、基礎地盤コンサルタンツに決定した。主な業務内容は、@調査業務(水質底質調査、分析試験)A設計業務(岸壁設計、岸壁屋根設計(漁港埠頭西岸壁(マイナス3・0m)、漁港埠頭西新岸壁(マイナス5・0m)、新漁港岸壁(マイナス4・0m)の耐震化等))他。履行期間は180日間。