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日刊岩手建設工業新聞社
2024/07/19

【岩手】県宮古審査指導監 国道455号の岩泉町門―早坂トンネル間の課題抽出へ 計画調査の担当者決定

 県沿岸広域振興局宮古審査指導監は、簡易総合評価落札方式で一般国道455号道路計画調査業務委託を入札した結果、タックエンジニアリングが906万9500円で落札した。同業務では、国道455号の課題箇所を抽出し、大まかな整備手法を検討する。業務対象区間は、岩泉町門字名目入から早坂トンネルまでの延長12`。

 同業務では、県新広域道路交通ビジョン・計画において一般広域道路(求められるサービス速度がおおむね時速40`以上の道路)に位置付けられている国道455号のうち、同町門字名目入―早坂トンネル間について、現地踏査の結果や道路台帳図などの既存資料から道路の現況を確認。確認の結果、一般広域道路としての機能が確保されていない課題箇所を抽出し、大まかな整備手法を検討する。

 業務内容は現況調査、路線評価、整備手法検討の各一式。委託予定期間は162日間となっている。
 現況調査では、業務の実施に当たって、現地踏査のほか、道路台帳図や道路交通センサスなどの既存資料から、業務に必要な現地の状況を把握する。
 路線評価においては、現況調査結果を基に、道路構造令への適合状況を確認。一般広域道路としての機能が確保されていない課題箇所を抽出し、平面図に箇所などを整理する。平面図に関しては、縮尺2万5000分の1程度の既存図面(電子地形図等)を使用することを想定している。

 整備手法検討では、路線評価で抽出した課題箇所を解消するための整備手法の選別を行う。整備手法は、バイパス方式による抜本改良や局所的な線形改良などを想定しているが、今回の業務においては、ルート選定などの具体の検討までは行わず、各課題箇所に対する整備手法の選別のみを取りまとめることとしている。

提供:日刊岩手建設工業新聞