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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/07/18

【群馬】古森3期工区で24年度は3工事を予定

県中之条土木事務所は、長野原町与喜屋地内から古森地内で整備を進めている古森3期工区道路改良工事について、補強土壁工とブロック積み工を計画している。近く2件の工事を条件付き一般競争入札で公告する。工期はそれぞれ7カ月を想定。また、同工区では11月ごろに浜岩橋上部工架設工事の公告も見込んでいる。
古森3期工区は、長野原町羽根尾地内の羽根尾交差点から古森地内へ向かう国道146号の約500m区間が対象。観光地である草津町や長野県軽井沢町が近いことから、大型バスや観光客の交通量も多いために整備を行うもの。道路の線形改良および現道幅員5mを9・25mへ拡幅して片側へ歩道も設置する。合わせて、同国道にある老朽化した浜岩橋の架け替えも実施する。2021年度から事業に着手している。
近く発注する2件の工事は、補強土壁工やブロック積み工など。設計は冨永調査事務所(高崎市)がまとめた。
補強土壁工は羽根尾交差点付近の道路法面で施工延長55m、施工高4・9〜7・1mをジオテキスタイルで行う。面積353・6uを対象に壁面材として鋼製型枠を整備し、排水管としてφ150o有孔管を延長94m布設する。補強土壁工の盛土材以外の盛土量は204・9立方mとする。来年度以降は道路拡幅に向けて路盤工から舗装までを整備し、歩道および交通安全施設や排水路も設置する。また、機能保証道路として隣接町道の付け替え工事も計画している。
ブロック積み工は浜岩橋右岸側の道路で、谷側カーブ箇所の路側帯となる延長86・3m、高さ2・5m、面積135・6uを間知ブロックで整備する。合わせて、ブロックの下部に排水路として延長72・1m、300×300U字溝を布設する。現在、吉澤建設(長野原町)が片側通行止めで行っているブロック積み工などが完了した後、着手する。
また、11月ごろには浜岩橋で上部工架設工事を公告する。浜岩橋上部工は橋長68・7m、歩道幅員2・5m、車道幅員7・25mの鋼単純細幅箱桁橋。クレーンベント架設工法でA2橋台側から桁を架ける。下部工については、23年度に左岸側での工事を東光建設(長野原町)が担当して進めている。右岸側での工事は、21年度に吉澤建設が受注しており完成している。設計は近代設計(東京都千代田区)が担当している。