小千谷市は、新たな焼却処理施設建設に伴う候補地選定の基本調査業務を国際航業に委託した。2024年度内に候補地を決めたい考え。
計画によると、既設の時水清掃工場(大字時水1932−甲)が稼働開始から30年以上が経過するなど老朽化が顕著なため、新たな施設を建設する。構想では現状の施設能力120トン(60トン×2炉)、24時間稼働(片炉交互運転)に対し、41トン(20・5トン×2炉)16時間の稼働を想定。
1次作業では法定調査などを行い、2025年度に一般廃棄物処理基本計画、循環型社会形成推進地域計画の策定を行うとともに、26年度に建設用地測量・地質調査と基本計画を策定する。27年度から土地の形質変更手続きや、基本計画、基本設計と生活環境影響調査を2カ年で実施する。その後、28年度から30年度までを発注支援業務に充て、30年度の都市計画決定を経て、最短で31年度から33年度までの3カ年で工事を推進し、34年度の供用開始を目指す。また、焼却時に発生する熱エネルギーは、施設内の給湯および冷暖房の熱源とするほか、施設外での利活用方法についても検討を進めていく。