佐倉市は、市民体育館改修工事を2025年10月に発注し、27年度に完成させる方針を示した。予定工事費は約16億5400万円。外壁・外装・屋根・建具・内装・電気設備・機械設備・外構施設を改修し、安全性、機能性、非構造部材の耐震性の向上と長寿命化を図る。また、誰もが利用しやすい施設となるよう、ユニバーサルデザインとする。さらに、高効率機器の採用、建築物外皮の高断熱化などの採用により、脱炭素化を実現する。
市民体育館は宮小路町3に所在。敷地面積は8919・815u。
建物は、RC造一部S造(小屋組み)4階建て、建築面積3495・05u、延べ床面積6829・8u、高さ22・7m(軒高19m)。
外灯を含む照明のうち、LED化されてないものはLED器具への更新を行う。トイレについては、全て洋式化するほか、床の乾式化と手洗い自動水栓化を実施する。
また、▽アリーナ部分の空気調和設備の改修方法と省エネ化▽太陽光発電設備など自然エネルギーの活用▽各階にアプローチできる昇降設備の設置方法▽耐震性が不足している非構造部材の対応――などを検討する。
16日に、設計業務委託の制限付き一般競争入札を公告した。23日まで入札参加申請を受け付け、25日に入札参加資格確認結果を通知。29〜31日に入札書の提出を受け付け、8月1日に開札する。予定価格は2802万8000円。委託期間は、契約日から25年5月28日まで。