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日刊建設タイムズ社
2024/07/18

【千葉】市初の整備手法を検討/9月全員協議会で決定へ/匝瑳市 国保市民病院

 匝瑳市は、国保市民病院における「建て替え整備基本構想・基本計画」について、当初2024年度第1四半期の策定を目指していたが、同年度第2四半期以降に先送りする。9月定例議会に伴う市議会議員全員協議会で整備手法に対して了承が得られれば、策定作業を進める見込み。宮内康幸市長は「今までに採用したことの無い整備手法を選択したが、議員への説明不足が生じたため、全員協議会で改めて説明し、基本構想・基本計画の策定を目指す」と話した。
 「建て替え整備基本構想・基本計画」の案では、整備手法として、設計・施工分離方式、デザインビルド(DB)方式、アーリー・コントラクター・インボルブメント(ECI)方式、ECI+DB方式などを検討するとし、5月29日に開催した6月定例議会の全員協議会で議論したものの、整備手法に関する説明不足が指摘された。
 今後は、9月までに用地取得の見通しを立て、10月から25年7月にかけて基本設計、25年7月から26年6月にかけて実施設計をまとめる。27年12月の完成と28年度の開院を目指し、26年7月に新築工事着手する予定。
 一方で、宮内市長は整備スケジュールについて「基本構想・基本計画の策定が遅れているため、全体スケジュールが先送りになることも考えられる」と話した。
 概算総事業費は、当初の想定から約26億円増の76億2334万円となっている。内訳は、建設工事費58億2000万円(26年度・27年度各29億1000万円)、設計監理費2億7000万円、既存施設解体費3億5000万円など。病床数は一般70床(うち地域包括ケア35床)。
 建設候補地は、東葉クリニック八日市場の、道路と大利根用水を挟んだ南側。敷地面積は約2万3000u。
 新病院の規模は、4階建て、建築面積約3700u、延べ床面積約7800u、高さ15m。k_times_comをフォローしましょう
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