行田市は、廃校となった旧太田東小学校(真名坂952−1)を民間事業者に委託する形で利活用する。過年度に策定した同校跡地活用計画に基づき、事業者と定期建物賃貸借契約を締結することで、地域の活性化に資する活用を図る。利活用事業者はプロポーザル方式により選定。9月24日まで参加表明書を受け付けた後、年度末にも契約を結ぶ見通しだ。
対象施設は▽管理・特別教室棟=RC造3階建て、延べ床面積2739u▽屋内運動場=RC造平屋、床面積683u▽体育器具庫=ブロック造平屋、同39u――など。敷地面積は約1万7109uを有している。
施設周辺には古代蓮の里やさきたま古墳公園などが立地。また地域文化センター・関根農村センター・特別養護老人ホーム行田さくらそうなどの施設が位置している。
過年度にまとめた活用計画によれば、同校利活用に当たっては防災拠点としての機能を維持する点を前提に据える。校庭や体育館はスポーツ団体などの利用にも配慮しつつ、地域の交流拠点となるよう活用する計画だ。
提供:埼玉建設新聞