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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/07/16

【群馬】前橋市が木瀬中通線で工事を10月に公告

前橋市は下長磯町などで進めている木瀬中通線の道路改良事業について、ラウンドアバウト部分の工事を10月にも一般競争入札で公告する。ラウンドアバウト部分と4方向の接続部分などを含めて約100m区間が対象となり、L型擁壁なども設置する。事業は今回で完了となり、2カ年で工事を進めて2025年秋ごろの完成を目指している。
同事業は国道50号の女屋町交差点から南下して途中で西に曲がり、複数の交差点が入り組む交差点までを拡幅する事業。合わせて、同交差点から木瀬中学校までの間で拡幅と歩道整備も実施する。ラウンドアバウトは終端となる複数路線が交差する部分に整備する。
ラウンドアバウトは車道幅員を5mとして、外径30m、中央島の外径15mで新設。4方向の接続道は車道が2・75m×2に、分離島を最も広いところで2m分整備する。このほか、高さ2mL型擁壁を道路南側へ約100m、擁壁に沿うように400o×500oの農業用水を約100m整備。また、300o×300oの側溝も約100mで新設する。
同路線の拡幅改良は、現在の木瀬中通線が国道50号から主要地方道前橋館林線への抜け道となっているため交通量が多く、同校の通学路でもあることから歩道や道路整備による歩行者などの安全性確保を目的として計画。設計はアマネックス(前橋市)が担当した。
これまでに女屋交差点からふれあい公園までの間で拡幅と歩道整備、また、木瀬中学校から北側でも同様の工事を実施。現在は、ふれあい公園付近から工事を実施しており、岩上建設(前橋市)が10月ごろの完成を目指して進めている。
24年度のラウンドアバウト部分の工事で事業全体が完了することとなり、10月に工事を公告し25年秋ごろの完成を目指して推進する。
県内では、安中市にある安中榛名駅入口交差点に続き2例目のラウンドアバウト交差点となる。