建設新聞社
2024/07/16
【東北・岩手】延べ約1万uを想定/奥州市新医療Cの概要示す
奥州市は11日、新医療センターの第2回検討懇話会を開き、基本計画をまとめる前段として施設規模や概算整備費などの検討結果を示した。全体で延べ1万0800平方b程度と想定され、概算整備費は最大で約96億円と試算。これらを踏まえた建物の必要底地面積は7700平方bと想定。駐車場、利用スペースなども含め、整備候補地となっている水沢公園陸上競技場を最適地とした。
施設は、病棟84床と余裕分20床のほか外来、手術室、検査室、リハビリ室など病院機能部分が4階建て、延べ7200平方b。これは現在の水沢病院の約半分となる。
訪問看護ステーション、共有玄関、ホール、会議室、売店などの共用部分は1100平方b。母子・子育て支援機能、ヘルスケア機能、介護連携機能、行政機能などのコミュニティ機能部分は2階建て、延べ2500平方bと想定し、全体で約延べ1万0800平方bが必要とした。駐車場は病院部分が150台、コミュニティ機能部分が60台の計210台を配置する。
概算整備費は、基本構想策定時は最大約74億2000万円としていたが、資材高騰や人件費などを踏まえ、最小で84億1000万円、最大で96億円。建設工事費は同68億2000万円、同75億円となる。
基本計画は今年8月に中期計画案を公表、11月にも決定する予定。開院は2029年度を目指している。
提供:建設新聞社