長岡市は11日、簡易評価型プロポーザル方式で選定していた「川口地域交流拠点施設(仮称)建設工事基本設計業務」について、最優秀提案者をワシヅ設計に特定した。
現在の川口文化会館と東川口保育園を解体し、跡地(東川口地内)に川口コミュニティセンター(市民活動の拠点)、子育ての駅かわぐち(子育て支援機能)、川口文化会館(歴史・文化等情報発信機能)を合わせた地域交流センター機能と行政機能(川口支所)を集約する。既設の川口コミュニティセンター改修(一部耐震化、間取り変更等)や、接続通路の設置を含めて一体的に建設。また、災害時の防災拠点とするため、頻度が高い浸水被害への対策等を考慮し高床式構造等を検討するとともに、複合施設となることからセキュリティおよび利用者の動線を踏まえた計画とする。
工事概要は現施設の改修(約1760平方メートル)、上限1350平方メートル程度(地域交流センター機能950平方メートル、行政機能400平方メートル)の新築を行う。予算限度額は2090万円(税込)。履行期間は2025年3月31日まで。
今後のスケジュールは24年度に基本設計および現況測量、境界確定測量をはじめ、保育園と文化会館の解体設計を予定。25年度は実施設計、地質調査、外構設計、消防器具置場解体設計、保育園と文化会館の解体工事。26年度から2カ年で新設部分の建築および電気設備、機械設備工事に着手し、27年度に現施設の改修工事を行い、供用開始となる。想定工事費は10−15億円程度(改修含む、解体および敷地造成、駐車場・消雪パイプ整備等は含まない)。