福島建設工業新聞社
2024/07/16
【福島】相馬地区にアンモニア供給拠点構築/石油資源開発ら
石油資源開発、三菱ガス化学、IHI、三井物産、商船三井は、相馬地区で計画しているアンモニア供給拠点構築事業で現在、アンモニア基地の仕様検討など実現可能性調査(FS調査)を進めている。エネルギー供給構造高度化事業コンソーシアムの今年度「非化石エネルギー等導入促進対策費補助金(水素供給基盤整備事業)」に事業採択された。
調査期間は2025年2月末まで。実現可能性が認められれば、補助要件である30年度の供給開始を目指し、事業スケジュールを固める。
5社は1月、相馬地区におけるクリーンアンモニアの輸入・貯蔵・供給拠点形成に向けた共同検討の開始を発表。各社の知見を生かし、東北、北海道を中心とした広域圏に供給可能な拠点形成を目指している。
調査はアンモニア基地の仕様検討(必要な建物の規模、構造等)のほか、輸送に関する船舶調査、アンモニアの需要調査などを行う。調査、検討に当たっては県、相馬市、新地町と協力し、官民一体で地域の脱炭素化、経済発展に取り組む。