国道181号江府道路「久連トンネル」(江府町久連〜洲河崎)の追加工事で、県土整備部は10日までに知事決裁を得るなど発注準備を整えた。調達条件を決めた後、今23日に技術提案評価型総合評価一般競争入札として工事公告する。予定価格は28億円規模。
同部道路建設課によると、久連側から片押し掘削中の工事に次いで、26年度にかけて掘削の残り400bと覆工コンクリート1900bを施工する。
追加工事はWTO政府調達基準額(27・2億円)以上で、国内外の企業を対象とし、県格付けなどの条件は問わない。
3社JVを前提に、代表者には一定のP点とともに、内空断面積50平方b以上の道路トンネル1400b以上の施工実績を求める。
また、落札決定にあたっては技術提案型とし、提案テーマに品質と耐久性の向上にかかわる施工計画、安全・環境対策などを問う。正式な調達条件は16日の審査会で詳細を決める。
今後のスケジュールは、23日に工事公告して9月下旬に開札。技術審査に入って10月下旬に落札者を決定して仮契約を結び、11月県議会で工事請負承認を得て年末に本契約となる運び。その後、準備期間を経て実際の着工は来年5月ごろとなりそう。工期は670日間。
日刊建設工業新聞