秋田市道路維持課は、豊岩御所野線・秋田南大橋の補修補強修正設計を公告、24日に開札する。橋長689mの長大橋のため、7〜11年度の5カ年で補修補強を行う予定。平成25年に補修・補強設計を委託しているが、年数が経過したため時点修正する。設計では伸縮継手、コンクリート上部工、橋台・橋脚の補修や落橋防止システムの新設などについてまとめる。
雄物川に架かる同橋は橋長689m、全幅15.3m、11径間2車線の道路橋で、秋田市仁井田下新田と豊岩石田坂字上野を結ぶ。下部工は逆T式橋台(A1・A2)、壁式橋脚(PA1、P1〜P9)、基礎工は直接基礎および杭基礎、上部工はポストテンション単純中空床版橋およびポストテンションPC箱桁橋×2。
平成10年に架設され、経年によりコンクリート部材のひび割れや鉄筋露出・腐食、継目部の漏水などが発生しており、早急な修繕の実施が必要とされている。
今年2月の市議会定例会で示した整備案によると、7年度にA1橋台〜P5橋脚の橋面補修・防護柵工・区画線工とPA1〜P2橋脚の上下部工補修、8年度にP5橋脚〜A2橋台の橋面補修・防護柵工・区画線工とP2〜P3橋脚、P9橋脚〜A2橋台の上下部工補修を実施。9年度にP3〜P4橋脚とP8〜P9橋脚、10年度にP4〜P5橋脚とP7〜P8橋脚、11年度にP5〜P7橋脚の上下部工補修を実施する予定。
なお、平成24年の補修・補強設計は福山コンサルタントが実施した。
提供:秋田建設工業新聞社