西之表市は、公募型プロポーザルを行った教育交流施設整備の基本構想・基本計画策定業務の受託候補者に、ixrea・フルライトスペース・フィールドクラブの3者JVを選定した。参加したのは2事業者(他者は非公表)。業務は2024年度末までの期限で進め、25年度の基本・実施設計委託を目指す。
建設から約60年が経過した市立図書館や子育て支援センターなどの再整備を柱に、多世代交流や学びの場、コミュニティー形成につながる新施設の基本構想・計画を策定する。
プロポは、所定の要件(過去10年以内の実績など)を満たす単体または2〜3者構成のJVを対象に公募。参加申し込みは2事業者からあり、提出された企画提案書に基づくプレゼンテーション(9日に対面で実施)を経て決定した。
受託候補者に選ばれたJVは、ixrea(鹿児島市)を代表企業に、県外企業のフルライトスペース(東京都港区)、フィールドクラブ福岡営業所(福岡市中央区)との3者で構成。他の参加者は2者構成のJVだった。
実施要領で示した予算額(税込み)は1392万3940円。市は第6次長期振興計画の後期計画戦略プロジェクト検討案で、旧榕城中学校の跡地を検討場所の一つに挙げており、今回の業務ではこれを含めた複数の候補地を示し、建設場所を固めていくとみられる。
基本構想・基本計画は25年3月末までにまとめる見通し。順調に進めば25年度から基本・実施設計に入り、26年度以降に工事発注する見通しだ。