関東地方整備局は11日、2023年度優良工事等局長表彰式を、さいたま新都心合同庁舎1号館2階講堂で執り行った。優良工事関係は、総数978件の中から選ばれたもので、優良工事64件・57社、優秀工事技術者57人、安全管理優良受注者198件・167社。優良業務関係は、総数1504件の中から選定され、優良業務69件・48社、優秀技術者75人。さらに、工事成績優秀企業102社が認定された。阿部建設は、優良工事表彰、優秀工事技術者表彰、安全管理優良受注者表彰、工事成績優秀企業認定の四冠を達成した。
岩ア福久局長は「持続可能な経済成長をより活発なものとするため、将来の成長基盤となるストック効果の高いインフラを戦略的、計画的に整備することが極めて重要。建設業を取り巻く状況を考えると、より一層の生産性向上が求められる。時間外労働の罰則付き上限規制が建設業界全体に適用されたが、チャンスと捉え、魅力あふれる建設業界を実現していきたい」とあいさつした。
県内企業では、優良工事表彰で阿部建設、湯浅建設、ショーボンド建設千葉支店が受賞。
また、安全管理優良受注者として、阿部建設、石井工業、岡田土建、工建設、東邦建設、遠藤建設、松浦建設、萩原土建、古谷建設、堀建設、横河ブリッジ、みかど造園、アジア開発興業が名を連ねた。
工事成績優秀企業には、阿部建設、岡田土建、石井工業、工建設、横河ブリッジ、堀建設、松浦建設、古谷建設、東邦建設、萩原土建が認定された。
表彰の対象は、23年度に完成または完了した工事・業務のうち、特に優秀な成績を収めた工事、業務、技術者など。
優良工事など局長表彰の受賞者は、入札契約手続きにおける企業および担当技術者の技術力評価で優位になる。
なお、今回から、建設業界全体の生産性向上および働き方改革などにつながる優れた取り組みを「関東インフラDX大賞」として表彰を行った。