テクノマテリアル(東京都台東区東上野4ノ12ノ1)は、観音寺市凪瀬町の埋立地にプレキャストコンクリート製品の工場を新築する。投資総額は約80億円。建屋の他にストックヤードなども整備する方針。建物の詳しい規模や設計者、施工者は未定としている。
県の分譲地に建設予定で、分譲応募時点では2026年4月に着工し、27年3月の完成、27年4月に操業を開始する予定。
建設地は観音寺市凪瀬町5ノ1他7区画で、面積は7万0562平方b。建築面積は6481平方b。
テクノマテリアルはフジタ(東京都渋谷区千駄ケ谷4ノ25ノ2)が100%出資する企業で、PC部材の製造、販売、PC工事の設計、コンサルタント業務などさまざまな事業を展開している。
フジタと香川県、観音寺市が県庁で工場の建設などに関する協定を締結した。県はフジタに対し、投資額の10%、上限5億円を助成する。フジタは、工場の建設や操業に必要な物資はできる限り地元から調達する。
フジタの奥村洋治社長は「デジタル技術やBIM/CIMを工場建設に活用したい」と話した。
提供:建通新聞社