2024年度国土交通大臣表彰の受賞者が決まり、建設事業功労者として元県建設業協会会長で井木組社長の井木敏晴氏(58)と、元県土木施工管理技士会副会長で松澤組社長の松澤弘一氏(64)が表彰される。表彰式は10日、東京都・霞が関の国土交通省10階共用大会議室で開かれる。
両氏は長年にわたって団体の役員を務め、地方建設業界の発展に寄与した功績が高く評価された。
井木氏は08年から県建協の理事を務めており、22年〜24年5月までは会長として業界をけん引。女性部や青年部と協力して建設業の魅力発信事業に尽力したほか、災害時の緊急対応・被災地支援の体制も整えた。
一方、松澤氏は1996年からこれまで、27年以上にわたり県土木技士会の理事を務め、うち16年〜22年の6年間は副会長として技士会活動をリード。継続学習制度(CPDS)を導入するなど、会員技術力の底上げに力を注いだ。
受賞にあたって井木氏は「県や中部建設業協会の皆さんの支援と協力のおかげ。今後も業界発展に尽力していく」と決意。松澤氏は「西部だけでなく、多くの仲間にも支えられた」とし、「地道で地味な人間ではあるが、技術者たるものはどうあるべきかを今後も伝えていきたい」と抱負を述べた。
日刊建設工業新聞