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建通新聞社(神奈川)
2024/07/09

【神奈川】横浜市 南部方面校で基本構想着手

 横浜市教育委員会は、学校の建て替えに向けた基本構想の策定に着手する。南部方面にある児童数の過大規模校が対象。想定延べ床面積を約1万8000平方bに設定し、施設配置や工期、事業費などを整理する。業務の委託先を7月9日に公告した条件付き一般競争入札で決め、2024年度末までに成果を得て基本設計に備える。
 対象は現時点では明らかにしていないものの、将来的な児童数の増加が見込まれ、およそ2校分の規模となる学校を想定。面積約2万5000平方bの敷地を活用して、延べ床面積約1万8000平方bの施設を建てる方針だという。
 今回の業務では、既存校舎の建て替えなどを実施する際、児童急増に対応するために必要な教室を補充するプランを検討する。仮設校舎の設置だけでなく、既存校舎3棟と体育館、プールのうち、一部を建て替え・改修するパターンも視野に入れ、配置とスケジュールなどを練る。
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 市内では東戸塚小学校(戸塚区吉田町88)が一般学級31以上の「過大規模校」となっている。対策を議論してきた横浜市学校規模適正化等検討委員会からの答申を受け、教育委員会では敷地内に分校を設ける案を5月の定例会で承認。建て替えを含めた既存施設の老朽化対策を終えた後に、分校の整備を進める方針を決めた。


提供:建通新聞社