建設新聞社
2024/07/09
【東北・宮城】石巻市が陸上競技場のPFI可能性調査
石巻市は8日、「石巻市総合運動公園陸上競技場PFI導入可能性調査等業務」の委託に向けた公募型プロポーザルの手続きを開始した。
質問は今月16日まで、参加申込書は同25日まで受け付ける。企画提案書の提出は8月9日まで、1次審査(書類)は8月中旬を予定。2次審査(プレゼンテーション)は8月下旬、選定候補者決定と結果通知は8月下旬または9月上旬を見込んでいる。契約締結と公表も9月上旬を想定している。上限額は2200万円(税込み)。
参加資格は県内に本店、支店、営業所を有する。コンサル名簿の都市計画および地方計画に登録されていること。2014年4月1日以降に、国または地方公共団体の運動公園かスポーツ施設の官民連携事業導入を目的とした調査・検討業務の元請履行実績を有することなど。
建設予定地は、国道398号沿い北側で石巻市民球場の西側隣接地となる石巻市開成新小堤地内。総合運動公園の未整備区域で、東日本大震災の後に仮設住宅が建っていたところ。隣接する女川町にあった陸上競技場も被災したため、石巻エリアで陸上競技の公式大会の開催が困難になったことから早期整備が要望されている。
業務では基盤整備の課題を整理し、機能や施設内容についての調査検討を行うとともに、利用者へのアンケート調査や需要予測を行いながら基本計画を策定する。また、民間事業者の参画意向を調べ、PPP/PFIの導入可能性を検討する。
評価に当たり、配点は総合評価点100(提案評価点90+価格評価点10)。提案評価点の内訳は、企画提案書60点+事務所実績5点+担当者実績10点+プレゼンテーション5点+ヒアリング10点。
履行期間は25年3月25日。基本構想は昭和が担当。基本計画策定支援はパシフィックコンサルタンツが担当している。担当部署は市民生活部スポーツ振興課。
なお、陸上競技場の測量地質調査を公告手続き中で、今月12日に開札する。
提供:建設新聞社