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建設新聞社
2024/07/05

【東北・秋田】八千代エンジを特定/秋田県の東京学生寮改築官民可能性調査

 秋田県教育庁は、秋田県育英会が東京都内で所有・運営している学生寮の改築構想具体化のため、官民連携手法導入可能性調査のプロポーザルを実施。八千代エンジニヤリングを特定した。
 東京寮は男性専用の学生寮で、東京都世田谷区北沢1の41の22地内の2931平方bに建ち、RC造2階建て、延べ1275平方bの本館とRC造3階建て、延べ1413平方bの別館で構成。それぞれ1977年、95年の竣工で、本館は96年に修繕している。
 委託では、官民連携手法により建て替える場合のシミュレーション調査を実施する。男女共用70部屋を秋田県枠として設定し、新施設の機能や規模を検討。配置図や概略平面図を作成し、事業スキームの検討や民間事業者への意向調査、課題整理などを行う。民間事業者が学生寮を管理運営するが、秋田県出身入寮者の募集、選定などは育英会が行う。
 秋田県枠を70部屋を設ければ、他の機能は自由に検討でき、さらに部屋を設けて他県の学生を受け入れることや、寮とは別の機能の併設なども可能。事業者にモデルプランの検討と提示を求める。履行期限は2025年3月31日まで。
 結果を踏まえ25年度に詳細を検討。改築の方針が固まれば26年度にもアドバイザリー業務を委託し具体化を目指す。

 提供:建設新聞社