建設新聞社
2024/07/05
【東北・福島】鹿島が優先交渉権者/北福島医療センターの移転新築
公益財団法人・仁泉会(福島県伊達市箱崎東23の1 木村秀夫理事長)は、福島県伊達市で運営する北福島医療センターの移転新築を計画し、施工者選定を進めた結果、鹿島を優先交渉権者とした(本紙調査)。
現在の北福島医療センターは、伊達市箱崎東23の1地内に建つS一部RC造、延べ1万9248・75平方bの地域医療支援病院で、診療科目は内科、脳神経内科、外科、婦人科、眼科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科など16科、許可病床は225床で運営している。
移転計画は、現施設南側で駐車場としている同市箱崎梁下1の1ほか地内の敷地3万5893・55平方bに新病院を建設し、感染症や災害に対応できる医療機関の実現を目指す。
基本設計における新施設は、病棟RC造4階建て、延べ約1万1000平方b、外来棟S造2階建て、延べ約4300平方b、付属棟S造平屋建て、延べ約230平方bのほか、受水槽、駐輪場など全6棟の構成としている。診療科は新たに3科を加え合計19科となる予定で、病床数については既存と同程度となる220床を見込む。
設計は佐藤総合計画が担当し、5月に建築確認申請の許可を受けた。申請上の着工時期は10月上旬で、完成は2026年4月下旬としている。
提供:建設新聞社