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　青森県地域交通・連携課は、青森市安田にある県営野球場の移転整備を計画し、基本計画策定となる「ボールパーク基本計画策定等業務委託」の簡易公募型プロポーザルを実施した結果、パシフィックコンサルタンツを最優秀提案者に特定した。技術提案書の審査の結果、評価基準で同社が最高点を獲得したことから選定した。今後、今月中にも同社と提案上限額の４９３４万１０００円（税込み）（24年度＝３２４８万５０００円、25年度＝１６８５万６０００円）以内で随意契約を結ぶ方針。履行期限は２０２５年10月31日まで。
　業務内容は、青森県総合運動公園野球場に代わる施設として、野球場を核に年間を通じた賑わいや交流を創出するボールパークを整備するため、24年度に設置予定の整備の方向性について助言等を行うボールパーク整備検討会議について、円滑に進めるための運営支援を行うほか、今後の設計および整備を見据え、施設の整備方針（仕様、施設規模等）および建設に必要な要件、スケジュール等を取りまとめた基本計画を策定する。
　今後、８月以降に有識者などで構成する整備検討会議を設置し、４回程度、新球場の設置場所やコンセプト、収容人数、スタンドの構造などの検討を実施。25年２月ごろをめどに報告書を取りまとめるとともに、並行して基本計画を策定。引き続きＰＦＩ導入可能性調査やサウンディング型市場調査なども実施し整備手法を検討したい考えだ。
　県営野球場（両翼93�b、中堅１２１�b、収容人員約２万１０００人）は、１９６７年竣工の施設で老朽化が進行していることなどから移転整備を立案。設置場所は同市宮田の新青森県運動公園を想定していたが、他地域で街の活性化も兼ねたボールパーク構想などがあることから、それも併せて検討を行い具体化を目指す。

　提供：建設新聞社