県教育庁総務課施設整備室は、金足農業高等学校の整備に関し、教室・管理棟の新築工事を建築、電気設備、機械設備の3工種で来年2月または3月にそれぞれ公告する。新校舎は鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積7,388u規模で、同校敷地内の南側にある既設野球場の撤去跡地に建設する。建築工事に渡り廊下を含めるかなど、発注に向け詳細を検討している。なお、既設の校舎・管理棟は新校舎の完成後に解体する予定。
新築する教室・管理棟は、鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積7,388uで、敷地南側にある野球場を撤去した跡地に建設する。既設野球場の撤去工事は10月上旬に公告し、年度末までに終える予定。その後、新築工事3工種を公告し、7年度早々に着工する。なお、野球場は現在の果樹園に移転するため、造成工事を11月末の工期で進めている。
教室・管理棟の新築工事費は6年度当初予算で6億9,472万円4,000円を確保済みで、7〜9年度の債務負担行為36億4,846万円も設定している。
同校は、昭和47年に建設され老朽化が著しいため、校舎を現敷地(秋田市金足追分字海老穴102−4)で建て替える。教室・管理棟や農業センシング棟(S2F1,168u)を新築するほか、実験実習棟(RC2F1,600u)や第1体育館棟(W1F2,523u)の改修、野球場(約1.7ha)の造成などを行う。総事業費は約90億円で、事業期間は10年度まで。基本・実施設計はコスモス・渡辺・TAC設計JVがまとめた。
7年度は教室・管理棟の新築を継続して行うため、工事発注の予定はない。8年度以降に農業センシング棟の新築や実験実習棟の改修などに着工する。
提供/秋田建設工業新聞